MAKE HOUSE 木造住宅の新しい原型展 | 2014

Exhibit:module4.5
Location : Tokyo
URL:http://www.ncn-se.co.jp/makehouse/

【module 4.5】では、構造部材のパーツ化にあたり、最低限の暮らしのボリュームと高さのモデュール化を検討しています。空間の大きさや部屋の大きさなど、構造材のサイズ が固定されるとすれば、多様性ある必要最低限の室のボリュームをひとつのパーツ化とすることができ、それを重ね合わせることで大きく経済性を伴った可変性のある豊かな暮 らしや接続方法によって生まれる新たな機能性・つながりも創造できます。 人が生活の中の行為に単体で部屋の名前が与えられている中で、料理を作る場所、食べる場所、くつろぐ場所、寝る場所、遊びの場所といった行為の単体を小さなボリュームで考 えることを前提としました。【module 4.5】では、行為の単体としての部屋を区切ることも合わせることも可能にすることが大切なルールのひとつです。そのつながりがあるからこ そ、豊かな暮らしを創造し、新しい家のかたちがイメージできます。日本の住宅を構成する部屋の大きさとして、3帖・4.5帖・6帖・8帖等が主たるボリュームと考えたとき、 行為の単体を最小限で機能させる大きさや構造の経済性、重ねることで生まれる可能性を考え、4.5帖(9尺角/2730)を高さも含めて選択しています。4.5帖は広くはありませ んが、決して狭くもない最小限の大きさです。幸せな暮らしとは、大きな部屋があることでしょうか。幸せな暮らしとは、それぞれに大好きな場所があること、家族がつながり を感じること、家族がともに笑顔で暮らすことが大切だと考えています。小さくても大きな部屋になる可能性がある家は、組み合わせが無限にあり、シンプルながらも住む人の 個性が彩られる新しい暮らしの提案です。さらに、高さのモデュール化によって、それぞれの行為に必要なモデュールに合わせたオリジナルアイテムを採用することで、住人が 空間を立体的に利用できるように考えています。ひとつのボリュームとして考えても「趣味の部屋」「おもてなしのスペース」「花を売るお店」「仕事の場所」「コレクションを 飾るスペース」として、大事には「仮設ハウス」としても利用ができます。多くのボリュームを重ねることでひとつの家となり、家が集まって集合住宅、お店が集まって市場、さま ざまなコレクションが集まって美術館にもなります。置く場所や数によってさまざまな可能性がある【module 4.5】。あなたはどのように活用しますか?